■ 第26話 ■ REIZEND GRUNGELB/氷川美弥さん
【3】
好きで。
愛しくて。
傍にいたくて。
傍にいてほしくて。
ただそれだけなのに。
ふたりが望むものはとても簡単なことなのに。
手を伸ばせば届く距離にいるのに。
どうしてこの手は届かないんだろう。
どうして声が届かないんだろう。
ただ、お互いの切ないほど痛い想いが通り過ぎていくだけ・・・・・・。
2005.6.18
■ STORY TOP ■