杉本朗さんから頂いた グレイxクローディア


クローディアがふと目を覚ますと、室内はまだ薄闇に包まれていた。
ぼんやりと窓に目をやる。
空は白み始めていたが、時間はずいぶんと早いようだ。
なぜか目が覚めてしまったらしい。
寝直そうかな…と、少し身じろぎをし、己が身を預けていた逞しい裸身に目をやる。
その、彫像のように美しい横顔に、思わず見惚れる。
グレイ…と、口の中で小さくその名をつぶやく。
この人は…なんて綺麗なのだろう…。
彫りの深い目元、すうっと通った鼻筋、少し神経質そうな薄い唇、精悍に尖った顎…。
女性的といえるほど端正な顔立ちに、日に透けると銀色に輝く灰色の髪…。
優しい…灰色の瞳…。
そのくせ、体は鋼のような筋肉で覆われている。
クローディアは、グレイの腕を、自分のそれと見比べてみる。
比べ物にならないほど、その腕は、太い。
肩も、胸も、みっしりとしなやかで重い筋肉が詰まっている。
その筋肉の繊維一つ一つ全てが鍛えぬかれ、無駄な肉など一つもない…。
ミルザ神殿で見たミルザの彫像もかなわないのではないかと思えるほど、完璧な造詣…。
その逞しいなめらかな肉体には、これまでの戦いで刻まれた、無数の傷があった。
もう消えかけた古い傷から、まだ癒えきっていない生々しい傷まで、数え切れないほどの傷が。
そっと、その傷痕を指でなぞる。
クローディアと出会う前からついていた傷もある。
クローディアと出会ってからついた傷もある。
クローディアと出会ってからついた傷は、そのほとんどがクローディアを守るためについた傷だ。
グレイ一人であれば、こんな傷などつかなかっただろうに…。
これからも、こんな傷は増えていくのだろう。
───── あたしの…ために…
強くなりたいと思う。
せめて愛する人を傷つけないだけの力が欲しいと思う。
万が一愛する人が傷ついても、瞬時に癒せるほどに術法を極めたいと思う。
───── この人は…あたしを守るためなら、自分が傷つく事を厭わない…。
それだけに、自分の方こそがグレイを守りたいと思う。
クローディアは、傷痕にそうっと口付けをして、その逞しい胸に頬を寄せ、目を閉じた。

命を育む森の神シリルよ…。
どうか愛しいこの人に、いつも暖かい風が吹きますように・・・。

MEI-Q DOMEの杉本朗さんにいただいた、グレイ×クローディア

「自信持って言えますが私の描くグレイが恐らく一番マッチョだろうな。(笑)」
と、ご本人がサイトでつぶやかれていた通り、
いただいたイラストの中でもトップクラスに逞しいグレイですvvv
いいっす♪ めちゃめちゃいいっす♪
こんなグレイだったらあたしも抱かれたいっすゥ(いや、まぢで)




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