マルディアストラベラーズガイド座談会 ++ バファル ++
「バファルです。」
「帝国ですね。」
「公式設定で分かってる事は、ブルエーレはブドウ酒の町。シリル信仰が盛ん。」
「シリルの神官は朝早く起きて木漏れ日を浴び、夕方まで畑仕事をして、夜はブドウ酒を一杯。菜食主義者。」
「一日中畑仕事・・・。農家さんですね。」
「ブドウ農家とワイナリーがいっぱいあるんでしょうね。」
「住民みんなが農家さん。」
「フランコも農家さん。」
「フランコは農業してないでしょう(笑)」
「屋敷を取り囲んでる樹木が、実は全部ブドウの木。」
「屋敷の中にワイナリーが。」
「フランコは伯爵さんですよ。」
「伯爵自らブドウの収穫。」
「ゲーム中一度も出て来ないのは、せっせとブドウの剪定をしているから。」
「そんなお呑気な人物だったんだ。」
「お呑気な仮面の下でディアナを囲ったり。」
「あれって囲ってるんだ。」
「人質なんじゃないの? だって敵国の次期国王の婚約者ですよ。」
「どうも、保護(?)した後もナイトハルトに連絡をとってる風でもないし。」
「皇帝やローバーン公に知らせるでもなし。」
「何かそこはかとない野望が・・・(笑)」
「すると、フランコはお呑気で野心家なブドウ農家さん!」
「・・・どんなんやねん。」
「まあとにかく、ブルエーレはブドウ農家の町。」
「ブドウ農家という事は、ブルエーレは山の中?」
「山かどうかはともかくとして、ベイル高原に面してるんだから、海抜は高いのでは。」
「高原っつーくらいだからねぇ。」
「ゴールドマインは金山だよね」
「迷いの森は文字通り森。」
「そうすると、やっぱり、バファルは全体的に海抜が高いと。」
「ブドウに限らず、樹木がいっぱいありそうですね」
「果樹園とかあるんじゃないでしょうか。」
「山っつーほどでもなく高原で、果樹園となると、」
「日本だと那須高原ですかね。」
「いいですね、那須!」
「飯がうまそうな感じのイメージがありますね。」
「バファルは飯がうまい、と。」
「山の幸でしょうね。」
「メルビルはサンゴ海からの海の幸も食べてるようですが。」
「さすがに首都だから、山の幸も海の幸もおいしいという事で。」
「何系の料理ですかね。」
「メルビルは・・・公式設定では歴史のある由緒正しい町。」
「世界初の地下水道。」
「世界一にして世界最古の図書館」
「世界唯一のエロール神殿。」
「なんか、国民のプライド高そう・・・」
「お気取り様ですね。」
「そういえば、クローディアとかも品のいいすました顔立ちしてるもんね。」
「ローバーン公やマチルダおばちゃんも気取った顔してる。」
「形式、とか、行儀作法、とか、マナー、とかうるさい町って感じがしますね。」
「テーブルマナーとか?」
「肉はこっちのナイフ、魚はこっちのナイフ。スープは音を立てずに飲む。」
「フランス料理ですね。」
「あ、いいですねいいですね、フランス料理。」
「でっかい皿にこじゃれた料理がちょっとだけ乗ってる。」
「ソースで模様が描いてあったりして。」
「“こちら、なんちゃらのなんちゃら風なんちゃらソースのなんちゃらです。”」
「わかりませんな。」
「出てきた料理を見てもなんだかよくわからない(笑)」
「宮殿にはバファル皇帝お抱えの料理長がいて。」
「パブはミッシェルさんとかベルナールさんとかいうオーナーシェフがいて」
「客の中に海原雄山がいて。」
「“うーむ、まったりとしてコクがありそれでいて嫌味がない・・・”」
「それを言うのは山岡さん。」
「その横で栗田ゆう子が“しゃっきりぽん!”」
「更にその横で京極さんが号泣しながら“なんちゅうものを食わすんやああああ”」
「京極さんは怒ってるんですか?」
「いや、嬉し泣き。美味すぎて泣いてるの。」
「・・・話が脱線してますが。」
「ま、メルビルはそんな感じの町、と。」
「ローバーンは?」
「まぁ、ほぼメルビルと一緒でしょう。」
「マチルダは王族ですしね。」
「皇帝の座を狙ってるならなおのこと、しきたりとか礼儀は、王宮のそれを遵守してるはず。」
「庶民はもちょっと砕けた家庭料理かもしれませんが。」
「ゴールドマインは炭鉱ですから、庶民は更に砕けた家庭料理。」
「税金がないし、食生活そのものは豊かっぽい感じだけどね。」
「迷いの森は?」
「オウルはシリルの大司教だから、シリルの神官と同じ生活でしょう。」
「早起きして畑仕事?」
「シリルの木の左右に、なんか畑っぽいグラフィックがあるじゃない。」
「あ、これ畑なんだ!」
「これを日がな耕してるですよ。」
「言われてみると、大根っぽいですね。植わってるの。」
「じゃあクローディアも・・・」
「鍬持って。」
「手ぬぐいでほっかむりして。」
「もんぺはいて。」
「・・・すごくイヤなクローディアなんだけど、それ。」
「えんらこーらせーぇ、どっこいせー!」
「今年も大根がようけ獲れただよ。」
「・・・キャラ違うんですけど。」
「んで、クローディアが旅に出ちゃったから。」
「ああ、ばーさんが一人で畑耕さなきゃならなくて。」
「死期を早めた、と。」
「・・・ご愁傷様です。」
「周りの木はやっぱり果樹園ですか。」
「果樹園ですね。」
「ブドウ、梨、リンゴ、桃、栗、と節操なく植わってるんですよ、きっと。」
「人手がないのでほったらかしですね。」
「ほったらかしでも毎年ちゃんと実るんですよ。」
「外界と隔絶されてても、結構豊かな食生活ですね。」
「たぶん、定期的にシリルの神官達がなんか貢いでたと思うな。」
「シリルの木は? なんか実らないの?」
「シリルの木って何の木?」
「・・・気になる木・・・とか言ったら怒る?」
「・・・怒るというより、この期に及んでそんな使い古されたギャグを飛ばす人間がいたのかって感じ。」
「・・・すみません。」
「で、シリルの木なんですけど。」
「はいはい。」
「基礎知識編に、シリルのシンボルとして“樫の木、樫の葉”と書いてあります。」
「あ、じゃあ、樫の木なんですね。」
「シリルの木って世界樹なんじゃなかったっけ。」
「古代神戦で荒れた地を蘇らす為に最初にシリルが作った木だって言うから、まぁ、世界樹だろうねぇ。」
「世界樹・・・って、樫の木だっけ?」
「・・・世界樹ってそもそもどこのアイテムだっけ。」
「北欧神話じゃない?」
「あ、思い出した、イグドラシルだ。」
「そうそう。ユグドラシルともいうね。」
「じゃあ、イグドラシルを調べてみて、樫の木って書いてあればいいわけね。」
「そう・・・なの? かな?」
「とりあえず、調べるよ。」
「うん。」
「・・・イグドラシル。世界の頂に立つトネリコの大樹。」
「とねりこ?」
「あれでしょ、毎日ダンジョンに通ってるしましまパンツの商人のおっさん。」
「しましまパンツって言ったらグレイだろう。」
「グレイっていえば、大貫亜美さん、ご懐妊ですってね。」
「不幸そうな顔してるわりに着実に幸せ築いてますな。」
「不幸そうですか?」
「あみ、って名前の女は、なんか不幸そうじゃない?」
「鈴木さんとか?」
「そうそう、ムネオさんとか。」
「・・・で、私はいったいどこから突っ込んだらいいんですか?」
「雷に打たれて折れたトネリコの木で作ったバットは良く打てるなんて嘘にきまってるだろう! ってところかな。」
「そんな話いつしたんですか。」
「雷属性がつくんですかね。」
「ああ、それで打てると。」
「本筋に戻ろうよぅ」
「じゃ、とにかく、トルネコ・・・じゃなくてトネリコが何科の木なのか調べれば。」
「はーい、調べまーす。」
「その間、君は“トルネコとトネリコと隣の猫”と3回つぶやきなさい。」
「とるねこととねりこととなりのねこ、とるねこととねりこととなりのねこ、とるねろ・・・」
「・・・トネリコ。モクセイ科の落葉高木。」
「モクセイ科?」
「金木犀の仲間だって。」
「樫の木じゃないじゃん。」
「・・・・・」
「・・・・・」
「終〜〜〜〜〜〜了〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
「えええええ〜〜〜???」
2002,10,12
このコラムは日記で書いたものを加筆修正して載せています。
各コラムの文末についている日付は、日記での発表日です。