敵
【鬼(おに)】
人間に災いを成す人外の異形のうち、二足歩行をするものの総称。
皇国陸軍の殲滅対象。
「鬼」という呼称は軍のコードネーム。
大きく分けて、ヰソラ、ハタレの二種類の事を指すが、妖怪のうち人型をしていて人に害をなしたものも、陸軍の殲滅対象となった時点で「鬼」と呼ばれるようになる。
古来より人界に現れては、源頼光、渡辺綱、吉備津彦命、など、時の武人や高僧に退治されてきた。
1.ヰソラ(いそら)
- 卑霊。
- 憎しみや怨みを持った人間の生霊や、非業の死を遂げた人間の霊。人間に祟りとして災いを与える。
- 多くは一つ目の異形の化け物の姿をしている。
- 容姿がいわゆる鬼っぽいので人間からは鬼と呼ばれている。
- 自然発生的に突然現れるので、日高見国民は天災のような感じに認識している。
2.ハタレ(外れ・果たれ)
- 人の道から外れたもの。人の成れの果て。
- ヰソラが人間に取り憑いたもの。
- 或いは、自らの強い嫉妬や執着心などの邪念で人間がヰソラに変容してしまったもの。
- ハタレと化した人間は、姿こそ人の形を保っているが、魂のありようから変容してしまっているので救うことは不可能。滅するしかない。
- 日高見国民の認識は、死亡率の高い伝染病や疫病のイメージ。
3.妖怪(ようかい)
- 物の怪、妖あやかし、魑魅魍魎ちみもうりょう、魔物、お化けと呼ばれることもある。
- 愛用されてきた人形や長く使われていた道具に命が宿ったものだったり、長く生きた動植物が特別な力を持ったりしたものや、民間信仰の中から出てきた化け物など様々ある。
- 力の弱いものから、強大な力を持つものまでいろいろ。
- ただ存在するだけのものや人に恩恵を与えるもの、祀られているものなどもある。
- 人に対して邪念を持つものは、いわゆるザコ敵としてヰソラの徒となり徒党を組んで現れたりする。
- 人に災いを成す妖怪はヰソラ、ハタレと同様の「鬼」とみなされて、皇国陸軍の殲滅対象となる。
- 野犬や熊のようなものと考えればよい。
【妖魔(ようま)】
國に災いを成す巨大な怪物を指すコードネーム。
皇国陸軍の武力では対抗することができず、その封印には十二神機の力を必要とする。
その正体は、まつろわぬ神々である「ムハタレ」である。
神ではあるのだが、人の姿をしておらず、当初、大蛇や蛟竜の姿で現れたため、妖怪の上位種と考えられ、「妖魔」というコードネームをつけられた。
- ムハタレ(六外れ・六果たれ)
- ハタレのうち、強大な力を持つ六族。
まつろわぬ神であり、十二神機でのみ倒すことが可能。
- シムミチ(霊満ち)
- 六ハタレの一。
- 正体はニシキオロチのシム(霊)。
- 妖術:洪水、火を吐く。
- ヰソラミチ(卑霊満ち)
- 六ハタレの第二。
- 正体はイソラ(=ミツチ)。
- 妖術:叢雲、活日を輝かせる。
- ヰツナミチ(飯綱満ち)
- 六ハタレの第三。
- 正体はイヅナ(飯綱=猿)。
- 戦術:万の獣に取り憑く。
- キクミチ(狐狗満ち)
- 六ハタレの第四。
- 「キ・ク」はキツネとクツネ。
- 妖術:叢雲、灯、蛍火、怒り火の青魂。
- ハルナハハミチ(治主穢霊満ち)
- 六ハタレの第五。
- 「ハルナ」は「主なるもの・首領」の意。「ハハ」は穢霊。
- 正体はヌエアシモチ。
- 妖術:叢雲、炎吹き、棘矢の霞、鳴神。
- アメヱノミチ(熟狗満ち・天狗満ち)
- 六ハタレの第六。
- 正体はアヰヌ(=天狗)。
- 羽団扇を持つ。
- 妖術:鳴神、叢雲、炎吹き。
【幽世での敵】
- 黄泉醜女(よもつしこめ)
黄泉日狭女(よもつひさめ)
黄泉軍(よもついくさ)
- 八色雷公(やくさのいかづち)
- 伏雷(ふすいかづち)
- 鳴雷(なるいかづち)
- 土雷(つちいかづち)
- 若雷(わかいかづち)
- 折雷(さくいかづち)
- 黒雷(くろいかづち)
- 火雷(ほのいかづち)
- 大雷(おほいかづち)
- 黄泉津大神(よもつおおかみ)
- ラスボス(たぶん)
- イサナミの荒魂あらみたま
- ミクマノノカミ
2016/06/08
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